友引人形とは
友引人形についてご説明するページです。
友引人形とは「お棺の中に納める人形」のことです。それではどのような時に「友引人形」が必要になるのか、またどのような人形を用意すればよいのかについて詳しくご紹介します。
友引人形は、大阪などの関西地方をみられる風習の一つです。大阪では友引の日でも火葬場は開いておりますので、通常通りお葬式を行なう方も多くいらっしゃいます。
友引の日の葬儀に「お棺に入れる人形」
それでは何故、友引の日に葬儀を行なう際にはお棺に人形を入れるのかについてご紹介します。友引の日に葬儀を行なうと「友を引く」という迷信があり、故人が友を連れて行く代わりに「この人形を一緒に連れていってね」という意味合いからお棺の中に人形を納めています。
六曜でいう友引の本来の意味は「勝負ごとに勝ち負けつかず」などの引き分けを意味していますが、友を引くと書くこともあり、故人が友人を連れて行くという迷信になっているからです。
友人形の代わりにぬいぐるみを棺を入れる
友引人形の種類について
友引の日にお葬式を行なう場合には、お棺に納める専用の人形を葬儀社で用意するのが一般的です。故人が気に入っていた「ぬいぐるみを友人形の代わり」に入れていただいても大丈夫です。
友人形の代わりにぬいぐるみを当家様でご用意される場合は「燃える素材で小さなぬいぐるみ」でご用意していただくようお伝えしております。
燃えないものが装飾されているもの、燃えにくい素材でできているぬいぐるみは、大切な故人の遺骨に付着したりする恐れがございますのでご注意ください。
友引のお葬式には注意が必要です
迷信とはいえ「友引」を気にする方も少なくありません。身内に体調を崩しておられる方がおられる場合などは、友引を避けて葬儀を執り行うことも一考です。
お葬式は亡き人を偲ぶために参列していただく最後のセレモニーです。心に残るよい葬儀にするためにも配慮は必要です。