話だけでも聞いてと懇願する看護師
お葬式のご依頼をいただき、準備をして病院に寝台車でお迎えに行ったときのお話です。
指定時間に病院に到着し守衛室に故人様のお迎えに来たことを伝え、指定された霊安室に向かうと女性の看護師さんが「話だけでも聞いて欲しい」とご家族に懇願されているお姿が・・・
指定場所で待機すること30分後にご家族様と対面できたので「どうかされましたか?」とお言葉をかけると「病院が提携している葬儀会社から話を聞いてた」とのことでした。
「安心してや、葬儀はお兄ちゃんとこに頼むから」とこの一言でホッとしました。病院の一室に、提携葬儀社の担当者が常駐されていて、ご不幸があると看護師の方が葬儀担当者に連絡をし、ご家族に葬儀の営業をかけるシステムになっているとのこと。
お父さんは「依頼する葬儀屋は決まってるから必要ない」と看護師さんに伝えたのに、半強制的に葬儀担当者より話を聞かされたとのことでした。
悲痛な家族に対してこれはいかがなものでしょうか。葬儀社の手配が決まっていないのならまだしも、決まっているのに話だけでもとは・・・
提携している葬儀社がある病院は多く存在します。だが今回の件はやり過ぎだと思う。病院と提携葬儀社の取り決めに、遺族を巻き込まないで欲しいと強く思います。
提携葬儀社は病院に、救急車や設備品を寄贈、病院側はご逝去された患者様を葬儀社に紹介するギブアンドテイクの構図ができあがっているのです。
また病院によっては患者さん一人当たりの紹介料をとる病院も存在するのが現実です。病院と葬儀会社の深い闇ですね。イメージ悪すぎでしょ。
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