北枕とは
北枕について詳しくご紹介するページです。
よく逝去された故人を安置するとき北枕で安置しますよね。それでは何故、北枕で安置するのか理由はご存じでしょうか?それでは北枕で故人を安置するのかについて詳しくご説明いたします。
1.釈迦の入滅姿勢
仏教の祖にあたるお釈迦様の入滅姿勢にならったものと言われております。
仏教の開祖である釈迦は、涅槃(ねはん)に入るときに北枕で右脇を下にして横たわりました。この釈迦の入滅姿勢を「頭北面西右脇臥(ずほくめんさいうきょうが)」といい、仏教美術ではよく描かれています。日本では、古くから釈迦と同じように死者を北枕で安置することで、成仏を促すことができると考えられてきました。
2.古代中国の思想に基づくもの
古代中国の思想では、「陽」と「陰」という二元論に基づいて世界を捉えていました。陽は南を表し、陰は北を表します。
この思想に基づくと、死者は陰の世界に行くものと考えられていたため、北枕で安置することが理にかなっているとされました。
北枕と頭北面西の違いについて
北枕と頭北面西は、どちらも故人を安置する際の姿勢を表す言葉ですが、実は微妙な違いがあります。それでは北枕と頭北面西の違いについてご説明いたします。
北枕
- 頭を北側に向けて安置する姿勢
- 仏教の開祖である釈迦の入滅姿勢にならったもの
- 古代中国の思想「陰陽五行」に基づくもの
頭北面西
- 頭を北側に向け、顔を西側に向けて安置する横向きの姿勢
- 釈迦が入滅した際の姿を模したもの
- 主に高僧や偉人の遺体に用いられた
このように、北枕と頭北面西は、頭の向きだけでなく、顔の向きや由来も異なっています。近年では、北枕の方が一般的ですが、地域や宗教によっては頭北面西の方が好まれる場合もあります。故人を安置する際は、故人の希望や宗教、安置場所の状況などを考慮して、適切な姿勢を選ぶことが大切です。
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