友引とは
友引（ともびき）とは、日本の暦注のひとつで、六曜のひとつです。
友引の語源は、古代中国の陰陽思想に基づく「相引」という考え方から来ています。相引とは、二つの物が互いに引き合うという意味で、友引は、二つの物が互いに引き合うことで、勝負が引き分けになる日とされています。
六曜について
六曜とは、日本の暦注のひとつで、日付ごとに吉凶を判断するものです。六曜は、大安、友引、先勝、先負、仏滅、赤口の6つです。
- 大安：最も良い日とされています。
- 友引：勝負が引き分けになる日とされています。
- 先勝：戦いに行くのに良い日とされています。
- 先負：戦いに負ける日とされています。
- 仏滅：最も悪い日とされています。
- 赤口：争いごとを起こしやすい日とされています。
六曜は、日本古来の陰陽思想に基づいて生まれたものです。陰陽思想では、世界は陰と陽の2つの力によって構成されていると考えられています。六曜は、この陰陽思想に基づいて、吉凶を判断しています。
六曜は、日本では古くから行われてきた習慣です。結婚式や葬式などの行事を行う日を決めるときに、六曜を考慮する人も多いです。また、六曜を考慮して、日々の生活を送っている人もいます。
六曜は、科学的根拠に基づいたものではありませんが、多くの人が信じています。六曜を信じるかどうかは、個人の判断です。
友引の葬儀は「故人の判断」
友引の日に葬儀をするのは、昔は縁起が悪いとされていました。友引は、勝負が引き分けになる日とされているため、葬儀を行うと、故人が友を道連れにしてしまうと考えられていたからです。
しかし、最近では、友引の日に葬儀を行うことも珍しくなくなってきました。これは、友引の日の縁起が悪いという考え方が、迷信であると考える人が増えてきたためです。
また、葬儀は、故人を送り出す大切な儀式です。友人形をお棺に入れて、友引の日に葬儀を行うことで、故人を送り出すことができると考える人もいるのです。
友引の日に葬儀を行うかどうかは、最終的には個人の判断です。しかし、友引の日の縁起が悪いという考え方に抵抗がある場合は、友引以外の日に葬儀を行うことを検討することをお勧めします。
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